日別アーカイブ: 2016年9月3日

 

 

今週、小5生、小3生が申し込みされました。これで小学生の人数と中学生の人数が同じになりました。

 

定員の50名まであと14名。本当は、100名、1000名とこのシステムを全国の多くの子供たちに受けてもらいたいのですが、場所、講師、費用の面からこれが今の私にできる限界です。凄く悔しいです。でも、今は、ぐっと堪えます。とにかく、本当の支援とは何かを考えるとき、実質的な効果を生み出さなければ何の意味もないと思うからです。できない自分に苦しんでいる子供たちの声を私はいつも感じています。

 

貧困世帯の子供たちを支援するのは当然です。では、その理由は何なのか？そのような家庭の子供たちは商業塾に行きたくても行けないから？それは全くの間違いです。そのような子供たちのほどんどは仮に商業塾に行けたとしてもおそらくできるようになる見込みはたたないでしょう。指導を受けるうえで最も重要となる最低限の学習意識や基本的な学習方法の形成が全く進んでおらず、そのため、どんなに優秀な講師に勉強を教わったとしてもマッチせず、学習効果は平行線もしくは降下線をたどります。指導する側も、指導を受ける側もしだいにストレスを感じはじめ、健全な状態ではなくなります。これでは、どこの塾に行っても変わらないですよね。

 

例えば、学校の成績が５段階評価として、

 

①成績３の生徒を成績４にする。

②成績１もしくは２の生徒を成績２もしくは３にする。

 

皆さんは、どちらのほうが指導しやすいと思いますか？

 

これは、これまで真剣に生徒と向き合い、指導について

ちゃんと考えてきた指導経験がある方であれば、分かってもらえると思いますが、

①よりも②のほうがはるかに難しくやりにくいのです。

イメージ的には１０倍くらい。（感覚的には、無理なレベルですが・・・）

 

商業塾では、①のパターンの子供を当然に好み、塾の力を積極的に発揮しようとしますが、

②のパターンの子供には、とりあえず手を尽くすが、効果は分からない、期待できないというのが

おそらく正直なところでしょう。

 

 

逆転塾では、この学校でも商業塾でもフォーローできない②のパターンの子供に全力を注ぎま

す。このような絶望の淵に立たされている子供の将来を誰かが救わなければなりません。決して簡

単なことではありません。ですが、難しいことだからこそ、そこには本当の子供支援があるのではな

いでしょうか？勉強を行える場所を用意して、生徒３，４人に１人のボランティア講師を寄り添わせ

るだけでは、そのこと自体は大変有り難いことだとは思いますが、問題を解決するレベルには到底

至りません。より難しい子供をかかえている貧困世帯を対象にするならなおさらですよね。

 

「無料塾の役目は、所得制限をかけるのであれば、塾の再現（コピー）にとどまってはならない！！！！！」

という強い思い、スタンスで、今後も訴え続けていきます。

 

さらに、学力の向上に悩んでいる子供の問題はなにも貧困世帯に限ったことではないことが分かっております。逆転塾は、学習に悩んでいるすべての子供たちに学習の希望だけは見させてあげたい、そんな思いで実質的な効果を生み出すシステムの研究に日々真剣に取り組んでいます。

 

逆転塾は、存続する限り、どこまでも進化し続けます。参加者が定員の50名に達した時点でとりあえず受付は締め切らせていただきます。あとは、予約受付になります。空き状況に応じて順次参加いただく形となりますので、予めご了承願います。

 

 

 

どこまでも無料塾！『三日坊主』と闘う子どもたち